能力の異なるポンプ1、ポンプ2の能力曲線(吐出し量-全揚程)を添付図のとおりとすると、並列運転を行なったときの合成能力曲線は太線(ポンプ1+ポンプ2)となります。
この合成曲線は、ある全揚程でのポンプ1とポンプ2のそれぞれの吐出し量を加えた値を示します。
従って、配管の抵抗曲線がAのような場合、2台並列の吐出し量はQとなり、それぞれのポンプの吐出し量はQ1、Q2となります。
ポンプ1、ポンプ2とも、全揚程はHの状態で運転します。
≪注意点≫
抵抗曲線がBのような場合、ポンプ1のみの吐出しとなり、全揚程の低いポンプ2は締切運転となりますので、この状態で連続運転を行なわないよう注意が必要です。
また、各ポンプの吐出し配管が合流する前に、それぞれ逆止弁を設置してください。