主に消火栓ポンプに標準装備されるもので、吸込配管系に水漏れが発生して空気が混入するとポンプが送水できなくなるため、ポンプケーシングを常に満水状態にしておくための補給用水槽のこと。 詳細表示
【用語】 許容押込圧力(きょようおしこみあつりょく) allowable pushing pressure
吸込水面がポンプの設置位置より高い場合の水頭圧を押込圧力と言うが、ポンプの耐圧強度上、許容される最大の押込圧力のこと。 詳細表示
【用語】 凝縮水(ぎょうしゅくすい) condensed water
水蒸気が雰囲気の温度、或いは、圧力が下がるなどして飽和水蒸気圧が下がると余剰の水蒸気が結露し、雰囲気中の水分を取り除いたものを言う。 詳細表示
【用語】 極数変換モータ(きょくすうへんかんもーた) pole changing motor
電動機の極数を2段3段4段と切替える事により段階的に回転数を制御するすることが出来る電動機のこと。ポールチェンジモータとも言う。 詳細表示
【用語】 高クロム鋳鉄(こうくろむちゅうてつ) high chromium cast iron
クロムを7%以上含んだ鋳鉄で、熱処理特性を高めるとともにSi, Mn, Ni, Cu, Moなどの合金元素が添加して、より高い耐摩耗性と機械的強度を有するから、摩耗の発生する土木機械部品、破砕機械部品、製鉄機械部品などに多用されているもの。 詳細表示
ポンプでキャビテーションによって発生した気泡が崩壊するときに衝撃波を伴う場合があり、部材表面を破壊・摩耗させる現象のことを言う。 通常、キャビテーション壊食(エロージョン)と言われている。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 乾式水中モータ(かんしきすいちゅうもーた) dry submerged motor
水中ポンプに使用される電動機で、電動機内部に液体を封入して使用する湿式に対して、何も封入しないものを乾式と言う。巻線の絶縁処理や軸受は陸上用電動機と同様で、内部に水が浸入しないよう、完全密封構造となっている。 詳細表示
【用語】 逆洗ポンプ(ぎゃくせんぽんぷ) backwash pump
ろ過装置において、定期的にろ過砂やフィルターを洗浄するために、通常の流れ方向とは逆な方向に水を流すポンプのこと。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 間接排水(かんせつはいすい) indirect drainage
排水を直接排水管に繋ぐのではなく、一度配管を切り離し、大気中で空間をとって排水する、このことを間接排水と言い、その空間は、法的には15cm以上と定められている。 詳細表示
消防法に定められる消火用ポンプのことで、電動機又は内燃機関、制御盤、. 呼水装置、水温上昇防止用逃し配管、ポンプ性能試験装置、起動用水圧開閉装置など消火設備に応じ必要な機器が装備された装置のこと。 詳細表示
三相交流電源の回路の相が逆になると三相誘導電動機は逆回転となる。このような状態を逆相と言い、正回転に直したい場合は、結線されている3本の相の内、2本を入れ変える。 詳細表示
3相交流電源の場合、3本線に電源が来ていても、その先のブレーカのネジの緩み、電磁開閉器の接点不良、端子台の締め付け不良、その他の原因で、3相の内、電源が供給されない相がある、即ち、欠けた相があると言う意味。 詳細表示
【用語】 ガイドパイプ(がいどぱいぷ) guide pipe
ポンプの着脱装置の一部で、ポンプを所定の位置まで案内するパイプ。 水中排水ポンプの着脱装置で、地上部から水中の設置された吐出管に導く、左右2本のパイプ。パイプは、一般市販の鋼管を使用。 詳細表示
【用語】 慣性モーメント(GD2)(かんせいもーめんと) moment of inertia
軸のまわりを回転する物体の慣性の大きさを表す量を言うが、例えば、電動機で回転していた質量のある物体が、電源を切っても惰性で回転する様を慣性と言い、その力は、物体内の各部分の質量Gと、その部分から回転軸までの距離の2乗(m2)との積を、物体全体にわたって積分したものを(GD2)、読み方は、ジーディースケァと言う。 詳細表示
【用語】 交互並列運転方式(こうごへいれつうんてんほうしき)
複数台を制御する給水ポンプ装置において、通常はポンプ2台の交互運転、必要水量に応じ、ポンプ2台、或いは、複数台が同時(並列)運転する方式。 詳細表示
【用語】 共通ベッド(きょうつうべっど) Common bed
機器をその上に取り付けて基礎に固定する台で、1つのベッドの上に2つ以上の機器が一緒に取り付けられるものをいう。共通ベースともいう。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 キャンド式水中モータポンプ(きゃんどしきすいちゅうもーたぽんぷ) canned submersible motor pump
固定子の内側に密封用キャンをもつ電動機が駆動するポンプ。キャンの内側はポンプと連通しており、軸封部がないので揚液の漏れが生じない。回転子の外側にもキャンを設けて回転子の腐食を防ぐようにしたものもある。(参考:JISB8325:2003) 詳細表示
【用語】 禁油処理(きんゆしょり) oil-free treatment
油脂分の除去するために行う洗浄のことを言うが製品レベルで行うか部品レベルで行うかによって、ランク付けされている。 詳細表示
【用語】 空気補給槽(くうきほきゅうそう) air supply tank
圧力タンクの空気は水に溶けるなどで補給しないと、 ON/OFFが頻繁になってくる。その場合、圧力タンクの水を抜いて再びポンプを起動すれば空気補給となるが、こういったことをしなくても良いように、ポンプと圧力タンクの間に小さな槽を設け、ポンプが停止する都度、その槽内の水を排水し、ポンプ再起動の際、槽内の空気が圧力タン... 詳細表示
【用語】 クローズドインペラ(くろーずどいんぺら) closed impeller
液体を効率よく移送するために羽根車(インペラ)の翼の両側に側板(シュラウド)が設けられている羽根車のこと。翼の両側に側板があるので異物が混入する用途では詰まる恐れがあるので、使用できない。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
締めつけにおいては、ねじ山の表面が摩擦熱により溶融・溶着し動かなくなる現象、固定部品と回転部品が微小隙間で摺動する部品においては、摺動熱で焼き付いて回転不能となる現象を言う。 詳細表示
【用語】 カスケードポンプ(かすけーどぽんぷ) cascade pump
遠心ポンプの一種で、狭いケーシング内で放射線状に溝のある円盤が回転して液体に激しい渦流を起こし、ケーシング内周を約一周させる間に圧力を高めて吐出す。この間に渦巻ポンプとしての作用が数回繰り返される。つまり多段ポンプとしての作用をするわけで、同一羽根外径の渦巻ポンプと比較して遥かに高い圧力を得ることが出来る。低粘性... 詳細表示
【用語】 過熱防止装置(かねつぼうしそうち) minimum flow recirculation system
ポンプを長時間、小水量、或いは、締め切りで運転するとケーシング内部の水が攪拌により異常に温度上昇する恐れがあるため、常時、微量の水を放出するか、或いは、一定温度に達すると弁を開いて熱水を放出するなどして、ポンプの過熱を防止することを言う。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 高速ダクト(こうそくだくと) high velocity duct
ダクト内風速が15m/s以上の空気調和用のダクトを言う。高速ダクトは ダクト内面積を大幅に小さくすることが可能で、ダクトスペースが小さく、且つ、大風量に使用できるが、ダクトの強度上からスパイラルダクトが用いられる。 詳細表示
【用語】 キャップスクリュー(きゃっぷすくりゅー) cap screw
六角穴付ボルトのこと。ソケットスクリューとも呼ばれる。 詳細表示
【用語】 完成図書(かんせいとしょ) complete book
工事完成時の検査に際して提出するものであり、契約書、施工計画書、工事写真、試験書、完成図などの図書を言う。 詳細表示
【用語】 硬質クロムメッキ(こうしつくろむめっき) Hard Chromium Plating
電気と化学の力でメッキ液に含まれる「クロム」という金属を表面に膜厚2μ以上を付着させることで、表面の硬さ HV750以上が得られる耐摩耗性に優れたメッキの総称。 詳細表示
【用語】 ケーシングカバー(けーしんぐかばー) casing cover
ケーシングの開口部にフタをするような意味合いの部品名称。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
気体用や液体用の配管に装着するもので、流体の背圧によって弁体が閉じて逆流を防止するもので、 逆流防止弁とかチェックバルブ、チャッキと言われることもある。 詳細表示
原油から精製される石油製品で、主としてディーゼルエンジン の燃料として使用され、その用途のものはディーゼル燃料ともいう。軽油の名は、重油に 対応して付けられたもの。 詳細表示
【用語】 駆動側軸受(くどうがわじくうけ) inboard bearing
機器に設けた軸受が、駆動側に近いものを言う。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 逆時計回り(ぎゃくとけいまわり) counter clockwise
回転の方向が反時計回り、即ち、左回りとなっていること。反時計回りともいう (参考:JIS B 0132) 詳細表示
【用語】 原水ポンプ(げんすいぽんぷ) intake pump, raw water conveying pump
川などから取水したままの水を汲み上げるポンプのこと。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 高背圧(こうはいあつ) high back pressure
標準以上の押込圧力が、ケーシング・ケーシングカバー・羽根車にかかっている状態のこと。 詳細表示
【用語】 工業計器(こうぎょうけいき) industrial instruments
工場の生産プラントの自動制御系などで主として使われる、精度の高い計器類。空調の分野でも、制御精度が要求される熱源回りで使われることがある。 詳細表示
【用語】 ケーブル延長(けーぶるえんちょう) cable extension
主に水中ポンプで、標準で付属されているケーブル長さでは不足するために、ケーブルを必要長さまで延長する呼称。延長する場合は、電圧降下が発生するのでケーブルの太さに注意を要す。 詳細表示
【用語】 キャビテーション(きゃびてーしょん) cavitation
流動している液体の圧力が局部的に低下して、蒸気や含有気体を含む泡が発生する現象。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 基準空気量(きじゅんくうきりょう) reference air quantity
標準空気量とも言い、温度0℃、絶対圧力101325Pa、乾燥空気の状態における空気量のこと。 単位は、Nm3(ノルマルリューべ)で表される。 詳細表示
【用語】 開放防滴型(かいほうぼうてきがた) open drip proof (ODP)
電動機のフレームに開口部より周囲の外気が電動機内に流通できる開放形であるが、鉛直線から15°以内の角度で落下する水滴が電動機の帯電部にかからないような構造となっている。 詳細表示
【用語】 空転防止(くうてんぼうし) dry running prevention
給水源やポンプケーシング内の水の不足により、ポンプが空運転し、異常に発熱することで損傷するおそれがあるので、これを防止することを言う。 詳細表示
【用語】 過電流継電器(かでんりゅうけいでんき) overcurrent relay
電線や電気機器への過負荷や短絡を防ぐ目的で使われる汎用性の高い継電器。回路図などではOCR (Over Current Relay)と表記される。過電流継電器は誘導円板形と静止形の2種類に大別される。 詳細表示
電線路の指定された区間の水平距離をいう。 詳細表示
【用語】 硬質ゴムライニング(こうしつごむらいにんぐ) hard rubber lining
金属面にゴムシートを接着させて金属の防食や耐摩耗性を向上させるのに施工されるもの。 詳細表示
【用語】 グランドパッキン(ぐらんどぱっきん) gland packing
ポンプやバルブ等の流体機器は、軸が回転しながら 圧力のかかった流体が機器の外部へ漏れ出さないようにする機能を有する部品で、軸が貫通する部分に角編みしたリング状のものをパッキン箱に装着し、パッキン押さえ圧縮して軸に押し付けて水封するために用いるパッキンのこと。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 回転数(かいてんすう) speed of rotation, rotational speed
回転速度ともいい、単位時間当たりに物体が回転する速さ(回数)のことで、通常、rpmで表記される。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 効率曲線(こうりつきょくせん) efficiency curve
ポンプや送風機の性能曲線で言えば、吐出水量(風量)と効率の関係を示した曲線のこと。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 減圧弁方式(げんあつべんほうしき) pressure reducing valve method
給水ポンプ装置に使用されている用語で、吐出圧力を一定化させるために、安全弁のような働きをする機械的な弁を装置に内蔵した方式のこと。 詳細表示
流体機械系では、羽根車から放出された水や空気を効率良く、管路に排出するための羽根車を囲うケースのこと。 (参考:JIS B 0131) 詳細表示
【用語】 キャビテーションエロージョン(きゃびてーしょんえろーじょん) cavitation erosion
キャビテーションによる気泡が液体の圧力の急激な変化によって,高速で崩壊または振動し,それに伴って発生する衝撃圧力が羽根車の表面は腐食したような状態となること。 詳細表示
【用語】 減水警報(げんすいけいほう) reduced water warning
各種ポンプ設備において、水槽内の水位が減水してポンプが機能しなくなるのを防止するために設定された水位になると、ブザーやランプなどで知らせる装置のこと。 詳細表示