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  • 公開日時 : 2016/07/30 18:20
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消火ポンプの電動機出力について、余裕率1.1倍を見るよう言われたが、定格出力に余裕は必要ですか?

回答

認定型消火ポンプでは、電動機定格出力に対して余裕率1.1を見る必要はありません。
例えば定格出力5.5kWの消火ポンプであれば、定格吐出し量での軸動力(出力)は5.5kW以下であればよく、1割の余裕を見る必要はありません。
これは、使用する電動機自体が定格出力の1.1倍で1時間運転できる性能のものであり、この点で余裕が見込まれているためです。
 
平成9年消防庁告示第8号(抜粋)
ポンプの軸動力は、定格吐出し量において電動機定格出力を超えないこと。
ポンプの軸動力は、定格吐出し量の150%の吐出し量において、電動機定格出力の110%を超えないこと。
電動機は定格出力で連続運転させた場合および定格の110%で1時間運転させた場合、機能に支障を生じないものであること。
 
消火ポンプの電動機出力は、以下のように計算します。
P:ポンプ軸動力 P=0.163QH/η [kW]
Q:ポンプ吐出し量 [m3/min]
H:ポンプ全揚程 [m]
η:ポンプ効率 [%]
(空調衛生工学便覧 第13版第4巻 給排水衛生設備設計編より転載)
ポンプ効率は、「平成9年6月30日付消防庁告示第8号(加圧送水装置の基準)」(以下、告示)に定められた値以上のこと。
計算の際は、ポンプ効率の値は特性曲線の数値を使用してください。
 
一般に、揚水ポンプ等の電動機出力を決定する場合、ポンプ軸動力Pに対し余裕率0.1を加味する場合があります。
消火ポンプの場合は上記の告示により、電動機の定格出力の110%で1時間運転可能であることが義務づけられており、認定型消火ポンプについては、(財)日本消防設備安全センターの認定取得時に確認されているため、これにより1.1倍の余裕率が確認されており、これとは別に更に軸動力計算値に余裕率0.1を加味する必要はありません。

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